令和に囲碁と将棋を語る

奈良県在住。囲碁はパンダネットや幽玄で6段、野狐で5段、将棋はぴよ将棋で1級程度です。

2020-05-14から1日間の記事一覧

【読書】ヴァン・ヴォークト作「親愛なるペンフレンド」

ヴァン・ヴォークトの短篇集『終点:大宇宙!』 (創元推理文庫)に収められている「親愛なるペンフレンド」を紹介する。15ページくらいの短い話である。地球人と宇宙人の文通を描いた小説である。 普通の小説とは違い、手紙の文面だけから成り立っている。しか…

【将棋】将棋世界(2020年6月号)の感想 その1:ベストバウト10局の組み合わせ

『将棋世界』2020年6月号を買ってきた。6月号と言えば、棋士が投票して選ぶベストバウト10が楽しみの一つである。 10局の組み合わせは以下の通り。左の棋士が勝者である。 1位:木村vs豊島(王位戦第7局) 2位:豊島vs広瀬(竜王戦第5局) 3位:豊島vs…

【囲碁】林海峯九段のこと

5月生まれの囲碁のプロ棋士を調べてみると、林海峰(りん・かいほう)が出てきた。 1942年5月6日生まれとある。上海出身。昭和40年第4期名人戦(旧)で坂田を4-2で破り名人になり、昭和43年には坂田から本因坊も奪って本因坊名人になった。 2020年現在だ…

【雑記】案外重宝な「紙の辞書」

だいぶ前のことだが、珍しくフランス語の翻訳をした。 とある翻訳会社が「お願いします」ということで、喜んでやってみたが、フランス語に触れるのは久しぶりだったので、結構大変だった。 そのときに翻訳に使用したのは「本の辞書」「電子辞書」「インター…

【読書】ボヘミアの醜聞(コナン・ドイル作『ホームズの冒険』に収録)

短篇集『シャーロック・ホームズの冒険』の第一作「ボヘミアの醜聞」(A Scandal in Bohemia)について少し書く。この作品は、ホームズ物の短編の第一作であるだけでなく、「隠された物を見つけるにはどうすればよいか?」というテーマの小説としても結構面…