令和に囲碁と将棋を語る

奈良県在住。囲碁はパンダネットや幽玄で6段、野狐で4~6段、将棋はぴよ将棋で1級程度です。

囲碁

【囲碁】私の実戦から:手入れの問題

【テーマ図】 ↓ 私の実戦図。私が黒である。白が△と打ったところである。 黒の次の一手はどこだろう? 【正解図:下辺に備えが必要】 ↑ 黒1と下辺に一手費やしておくのが正解である。 【参考図:手を抜くとこうなる】 黒が手を抜くと、全部だめが詰まったの…

【囲碁】私の実戦より:ちょっとしたヨセの手筋

私の実戦を紹介する。 【テーマ図】私の黒番である。 ↑ 黒が上辺△と打ったところである。アゲハマは黒が17,白が14である。中央から左下の攻防で黒がポイントを上げたので、形勢は黒良しである。しかし、油断は禁物。白からちょっとしたヨセの手筋があっ…

【囲碁】私の実戦から:つなぐ場所を間違えた

【テーマ図】(あげはまは黒7、白9) ↓ 私の白番である。黒が(△)と打ったところである。 ↑ この時点では、形勢白有利だと思う。黒は(△)とあててきたところである。 【実戦図】↓ 白は何も考えずに1と継いでしまった。 ↑すると、黒2から4まで、白の一団は…

【囲碁】私の実戦から:不用意につけるのは良くない。

【基本図】 私の黒番で、白が下辺△と打ったところである。 ↑ 左上で黒は白石(××)を取っている。地合いでは黒が優勢だが、中央白の厚みが働くと、勝負はまだまだ予断を許さない。 【参考図】黒は1と打っておけば良かった。 ↑ 黒1と中央に進出しながら右下…

【囲碁】「囲碁が打てる」とはどのレベルを指すか?

「囲碁が打てる」というのはどれくらいのレベルを指すのだろうか? 当然ながら、人によって異なるだろう。私個人としては、「(他人の助言や書物などの参照抜きに)自分で最後まで碁を打ち対局を終えられる」というのが「碁が打てる」ということだと思ってい…

【囲碁】私の実戦から:ノゾキについだばかりに

【テーマ図】私の白番である。 ↑ 黒1とのぞいてきたところである。右辺の黒一団は相当危ない。白はどう打つべきか? 【正解図】なんてことはない。白1と打てば良い。 ↑ 黒2と打てば、白3で良い。これで右辺黒の大石は全滅・・・のはず。 【実戦図】 なぜ…

【囲碁】自分の勝ち碁を振り返ること

半ば自己満足、半ば反省と今後の上達のために、自分の碁を振り返ることがある。 昔々、自分がまだ若かった頃は、自分の負け碁を並べて反省することが多かった。 だがしかし、時は流れ、自分が老いぼれてなおかつ上達が多く望めなくなると、自分の負け碁を並…

【囲碁】碁聖戦第1局は一力挑戦者が白番一目半勝ち。

2020年7月18日に金沢市で行われた碁聖戦第1局は一力挑戦者が白番一目半勝ちを収めた。 www.youtube.com 午後7時ごろから終局まで↑上の中継動画(YOUTUBE)で見ていた詰むか詰まないかでドキドキする将棋と違い、囲碁の場合(特にプロ同士)の場合は半目や一…

【囲碁】私の実戦から:アタリについでばかりではいけない。

【テーマ図】 ↓ 私は白番。黒が左辺△と当てたところである。 ↑ 形勢は白が良さそうだが、緩んではいけない。 【参考図】 ↓ 左辺アタリを無視して下辺1と打って黒の大石に襲い掛かる手が成立していた。 左辺は放っておいても、黒は連絡できないのである。 ↑ …

【囲碁】ネット対局観戦より:中央のラインは重要。

ネット対局観戦から紹介する。黒も白も2段である。 【テーマ図】↓黒は左下と上辺で大戦果を挙げており、大優勢になったと思ったのだが、白が中央を厚くしてきたので、結構な勝負になってきた。白が右辺△と打ったところである。黒はどう打つだろうか。 【参考…

【囲碁】趙治勲vs大竹英雄、趙治勲vs林海峰の番勝負の記録

久しぶりに、囲碁の番勝負の記録を綴ることにする。 【趙治勲vs林海峰の番勝負】 2人とも、七番勝負の鬼というべき人たちである。 1983年 第38期本因坊戦 林海峰 4-3 趙治勲1984年 第8期棋聖戦 趙治勲 4-2 林海峰1989年 第27期十段戦 趙治勲 3-0 林海峰1989…

【囲碁】関西棋院のニュース:本田邦久、窪内秀知

関西棋院のニュースをいくつか。 【本田邦久九段引退】 2020年6月15日付で引退。 1945年6月15日生まれだから、75歳の誕生日を一区切りとして引退したのだろうか。 名人戦リーグやNHK杯で大いに活躍した人である。 小目が多く、細かい部分の深く粘り強い読み…

【囲碁】井山vs張栩の番勝負の結果

井山vs張栩との番勝負は9回である。 井山が6回、張栩が3回勝っている。 その9回の内訳は・・・ ◎棋聖戦2011 張栩4-2 井山 2013 井山4-2 張栩 ◎名人戦2008 張栩4-3 井山2009 井山4-1 張栩 2018 張栩4-3 井山 ◎王座戦2012 井山3-0 張栩 2013 井山3…

【囲碁】私の対局から:ウチカキ一発

私の対局から。 【テーマ図】(私は白番) ↑ 黒が左下△と受けたところである。形勢は、やや白有利だろうか。 【実戦図】 ↑ 白は下辺1と押さえ、黒は2と打って無事生きた。 以下最後まで寄せて白が勝ったので、結果としてはそれで良かったのである。 しかし…

【囲碁】私の実戦から:コウの粘り

今回も私の実戦の一コマを紹介する。 【テーマ図】(私は白) ↑ 黒が1と打ったところである。右上隅の黒は死んでいる。上辺の白を適切に生きるなり外に脱出すれば白が勝つであろう、という形勢。 【実戦図その1】 ↑ 勝った気分になっている私は、よく考え…

【囲碁】私の実戦図から:タケフかオサエか

今回は「タケフかオサエか」という問題。 【テーマ図】私が白番で、黒が▲と動いてきたところである。 ↑右辺の黒一団が死んでいるので、このまま終わると白が勝つ。黒が「最後のお願い」で△と打ってくるとどうなるだろうか。 【参考図1】(放り込みが手筋) ↑…

【囲碁】アキ三角の好手

ネット対局の一局面を紹介する。 【テーマ図】 ↑白が△と打ったところである。中央の白の超大型の大石がどうなるか、そして下辺の黒がどうなるかの勝負どころである。 【実戦図】 ↑実戦で黒は1から当ててしまった。白6まで、今度は中央黒6個の方が怪しくな…

【囲碁】私の実戦から:わかりやすい手筋。

久しぶりに私の実戦を紹介する。比較的簡単で派手な手筋が出たので紹介する。 【テーマ図】 私が白である。小ヨセで黒が右辺△とはねたところである。 白から結構派手な決め手があった。 【実戦図】 白1から白3まで。ここで黒は投了している。(白中押勝ち…

【囲碁】【将棋】最近の出来事:虎丸と藤井聡太

【虎丸の活躍】 十段戦五番勝負で虎丸挑戦者が村川十段からタイトルを奪取した。 虎丸はこれで「名人」「王座」「十段」の三冠になった。 三冠になった年齢は20歳7か月であり、これはかなりの偉業である。 (三冠になることそれ自体がすごいので) 現時点で…

【囲碁】【将棋】井山と藤井聡太の最近

久しぶりの更新になる。囲碁と将棋の出来事について少しコメント。 【井山のこと】 本因坊戦七番勝負は3連勝して、防衛まであと1つ。昨日(6月23日)、本因坊戦第3局の中継をyoutubeで少しばかり見た。劣勢の挑戦者(虎丸)が左下で策動すると、井山は全部…

【囲碁】私の実戦から:凹みの手筋

だいぶ前の私の実戦を紹介する。 【実戦図1】 私が白である。見ての通り、黒が厚くて優勢である。 形勢不利な白は、右辺を生きに行った。 黒1から殺しに行った。白は2と受けた。 正しく打てば白は生きていない・・・はず。 【実戦図その2】 なぜか、黒は…

【囲碁】林海峯九段のこと

5月生まれの囲碁のプロ棋士を調べてみると、林海峰(りん・かいほう)が出てきた。 1942年5月6日生まれとある。上海出身。昭和40年第4期名人戦(旧)で坂田を4-2で破り名人になり、昭和43年には坂田から本因坊も奪って本因坊名人になった。 2020年現在だ…

【囲碁】囲碁サロン心斎橋が閉店するらしい。

最近の事である。大阪・心斎橋の碁会所からメールが私の元に届いた。 文面は以下の通り。 拝啓 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 日頃より囲碁サロン心斎橋をご利用いただき、誠にありがとうございます。 現在、新型コロナウイルスの感…

【雑記】最近の事:リモート会議、パチンコ、翻訳、囲碁、健康

最近のことをざっくりと記す。 ◎リモート会議 通信ソフトZOOM(ズーム)を使ってネット会議に参加した。 思っていたほど簡単ではない。 最大の問題は、画面が止まること。 私が慣れてないせいか、それともPCの性能によるものなのかはわからないが、結構画面…

【囲碁】私の実戦から:惰性の対応が負けにつながった。

今回も囲碁サイト「野狐」での私の実戦を紹介する。 【テーマ図】私の白番で、黒が左下△と打ったところである。 ↑ この時点での状況であるが、 「中央の白の大きな一団は取られている」 (一応ヨセコウではあるが、下の黒一団との手数が違いすぎているので、…

【囲碁】私の実戦から:単純で恐ろしい罠

囲碁サイト「野狐」での私の対局を紹介する。 私も相手も五段である。 【テーマ図】私が黒である。白が△と放り込んだところである。 ↑ 上の図の形勢はというと、黒が勝ちに近い。左の白の大石が死んでいるからである。起死回生の逆転をかけて、白は△と打って…

【囲碁】私の実戦から:なんでかけついだんだろう?

今回も私の実戦を紹介する。囲碁サイト「野狐」での対局である。 【テーマ図】黒:相手 白:私 黒が右下△と備えた場面 ↑ 私が白である。黒が右下△と備えた場面である。 黒が右下と右上で実利を稼ぎ、なおかつ中央の一団をしのいでいる。 白は上辺と右辺に地…

【囲碁】私の実戦から:ウッテガエシを双方うっかり

久し振りに自分の囲碁対局を紹介する。 サイト「野狐」での対局である。私が白である。 【テーマ図】白が上辺△と打ったところである。 ↑ この時点での形勢はというと、黒がかなり良い。 白は左上の黒石を攻めている。 この黒を取れば白勝ち(たぶん)。 黒が…

【囲碁】囲碁の本『囲碁AIが教える中盤の良い手と悪い手』(安斎伸彰著、マイナビ)

最近、『囲碁AIが教える中盤の良い手と悪い手』(安斎伸彰著、マイナビ)という本を買って読んでみた。必ずしも即効性があるとは限らないが、パラパラとみているだけで楽しむことが出来る。 この本の中のコラムにAIの戦い方についての著者の感想が書かれてい…

【囲碁】坂田栄男からみた昭和の各棋士たち(その5) 林海峯、大竹英雄

勝つ―碁と根性 (1965年)という書物がある。昭和のタイトル王・坂田栄男の著書である。その中に、坂田からみた各棋士の印象が書かれているので、数回にわたって紹介しようと思う。 【注意】この本の発行年は「1965年(昭和40年)7月1日」(脱稿は同年5月と思…