http://www.salute.gov.it/imgs/C_17_pagineAree_5351_28_file.pdf
↑上記リンクは、イタリア保健省サイトの中にある、3月22日17時時点でのイタリアにおける感染者数を見ることが出来る。
それによると、死者数は以下のとおりである。
↑イタリア国内の死亡者数は5000人を突破してしまった。特に、ロンバルディア州だけで3000人越えである。ロンバルディア州は人口1000万人である。人口1000万人につき死者3000人という事は、近畿2府4県（人口約2000万人）だと死者6000人、首都圏1都7県（人口約4000万人）だと死者12000人ということになる。
日本では感染者が出たというだけで結構なニュースになるのだが、これこそが「日本野状況は平和」であることを示しているのかもしれない。
↓ 増加数や割合は以下のとおりである。
↓イタリア国内での感染者数（入院+集中治療室+治癒退院+死亡）は、5万人を超えている。検査数に対する割合は以下のとおりである。
↑昨日（3月22日）の記事によると、3月21日17時時点での検査数は約23万だった。イタリア国内での検査数は1日当たり2万くらいなのだろうか？
↓感染者数の多い県（Provincia）を５つ紹介する。
↑ロンバルディア州の県が上位4つを占めている。しかし、一番感染者が多い県はミラノ県ではなくてベルガモやブレシャといったミラノ周辺の県である。
人口が100万人を少し超えるベルガモ県に近い県を日本で上げると、山形県、富山県、宮崎県あたりだろう。この3県は人口100万越えである。仮に、山形県だけで感染者6000人突破だと、えらいことだ。（幸い現実はそこまで悪くない）
ブレシャ県は人口120万人くらいである。これくらいの人口の県は、日本だと、岩手県や青森県だろうか。
あと、人口35万人という少ない人口なのに感染者3000人足らずというクレモナ県も、目立たないが実はすごい状態である。
日本からすると「なんで都市機能を停止しなければいけないの？」と思う人もいるだろうが、人口に対する感染者数、死亡者数を考えると、イタリアのパニックは心情的にはわかる。（ただ、厳しい行動制限がどれくらい実際的効果があるのかは、私は多少疑問に思っている。もっとｍ、これは私の個人的な考えである。）
