2020-05-12 『セリヌンティウスの舟』(光文社文庫) 読書 『セリヌンティウスの舟』(光文社文庫)を読んだ。・米村美月が自殺した。残されたのは5人の友人である。・この5人のうちの「誰か」が美月の自殺を幇助した。誰が?何の為に?・そもそも、なぜ美月は他人に自分の自殺のほう助を依頼したのか?・なぜ美月は自殺したのか?・5人の友人が議論を戦わせるが、真実はなかなか見えてこない。・終章を読み終わって、それまでに描かれたいくつかの何気ない動作や言葉が重要な意味を持っていたことに気づく。・出来るのであれば、一読ではなく二読してみたい小説である。