夏の全国高校野球大会において、広島県代表の広陵高校が出場を辞退した。
大雑把な事実経過は以下の通りである。
2025年1月:上級生による、1年生に対する暴行行為。広陵高校は事実を確認
3月;広陵高校の報告を受け、高野連は野球部に対する「厳重注意」を決定、広陵高校に通知(公表はせず)。
被害者生徒(3月末に転校)は「事実に誤りあり」として訴える。
7月:広陵高校が夏の甲子園への出場を決める
8月5日:暴行事件の件は3月に「厳重注意」の措置を取ったことを、高野連が公表。
8月6日:1月の件について広陵高校が公表。
8月7日:1回戦で広陵が3-1で旭川志峯に勝利。1月の暴行事件とは別の件について、元部員から高野連に情報提供あり。
8月10日:広陵が出場辞退を発表。
↑まあ、こんな感じらしい。
詳細な事実は私にはわからないし、暴行事件が起こってからの最適解は私にはわからない。
ここでは、私が感じたことをいくつか記しておきたい。
1.「出場OK」と「出場停止」だけでは。選択肢が少なすぎる。
「学校は出場してもいいが、問題があった生徒は出場メンバーから外す」という処置を高野連は準備するべきだろう。今回の大会では「出場辞退」は広陵の1校だけだが、これが3校、4校・・・と増えると、全国大会のトーナメント戦が成り立たなくなる。それに、一部の生徒の起こした問題で何も悪いことをしていない生徒が被害を被る(今回の場合では出場辞退)のは、私としてはおかしいと思う。行き過ぎた連帯責任だと思う。
2.「全寮制」は停止あるいは廃止してもいいのでは?
全寮制という閉鎖された空間だと、外部の目が行き届かない。全ての学校の全寮制を全否定する気はないが、広陵高校に関しては、一定期間の停止あるいは廃止も視野に入れた方が良いと思う。
3.「被害者の泣き寝入り」に終わらなくてよかった。
ネットのない時代だったら、被害者の方が我慢して「一件落着」だっただろう。ネットがあり、SNSがあったからこそ、加害者側にも何らかのダメージが与えられることになった。私としては、そのことをポジティブに受け止めたい。