10月31日の衆議院選挙の開票が無事進み、最終的議席が決まった。
今回は、その結果についての私のコメントを残しておこうと思う。
なお選挙結果は下のサイトを参考させていただいた。
【自民党】選挙前276→選挙後261 私の判定:戦術的敗北(戦略的勝利)
議席を10数個減らしたが、予想よりは減り幅は少なかった。それになんといっても、与党による絶対安定多数(261議席)を上回ったので、戦略的には勝利とさえ言える。岸田さんも内心ホッとしたのではなかろうか。
【立憲民主党】選挙前109→選挙後96 私の判定:完敗に近い負けっぷり
コロナ対策に対する有権者の不満+共産党との選挙協力があったにもかかわらず、13議席の減少である。同じ10数議席減少でも、自民党とは比べ物にならないくらいのダメージの大きさである。
野党間の選挙協力そのものは、間違った選択肢とは思わないし、私は「もっと早くやれよ」と思ったくらいである。それでも負けたということは、立憲民主党の人材・方針・普段の活動に大問題があると思わざるを得ない。来年の参院選挙までに、良い方策を見つけられるかどうか。
【公明党】 選挙前29→選挙後32 私の判定:普通の勝利
小選挙区では相変わらずの確実な勝利。議席数も伸ばした。いうことなしである。
しかし、維新の躍進ぶりを考えると、「自民のパートナー」をめぐる公明vs維新の争いが将来生じるかもしれず、楽観はできない。
【共産党】 選挙前12→選挙後10 私の判定:痛い負け
立憲民主党と同様、選挙協力があった割には結果が出なかった。立憲ほどではないにしても、ダメージは大きい。
【維新】 選挙前11→選挙後41 私の判定:圧倒的勝利
立憲や共産に行くと思った自民の批判票を大部分食べちゃった。維新上層部も、まさかここまで勝つとは思っていなかったのではないか。
これで第3党に躍り出るとともに、将来は自民党との連立も夢ではないところまできた。次の参院選はこの党の飛躍がかかる大一番である。
【国民民主党】 選挙前8→選挙後11 私の判定:勝利
個人的な話だが、今回私が比例に投票したのはこの国民民主党だった。
正直言うと、選挙前の議席数(8)を維持すればいいかと思っていたので、今回の11議席は意外な善戦といえる。
小選挙区の候補者が今後あまり増えそうにないので、将来的伸びしろには疑問符が付く。
しかし、「良心的野党」として、これからも暖かく見守っていきたい。
【れいわ新選組】 選挙前1→選挙後3 私の判定:大勝利
選挙前の1議席を維持できれば良いと思っていたのだが、まさかまさかの3倍増である。
これで社民党をはっきりと上回る勢力となったばかりでなく、将来的には共産党を脅かす「批判票の受け皿」に成長する可能性がある。
山本太郎がどのような政策を目指しているのかは知らないが、やり手なのは間違いない。これからも注目である。
【社民党】 選挙前1→選挙後1 私の判定:引き分け(戦略的敗北)
議席は減らしていないので、負けとはいえない。ただ、将来的な成長も全く想像できない。そういう点では「すこし負け」とも言うことが出来る。