令和に囲碁と将棋を語る

奈良県在住。囲碁はパンダネットや幽玄で6段、野狐で4.5段、将棋はぴよ将棋で1級程度です。

読書

【読書】『声の網 』(角川文庫)

『声の網 』(角川文庫)という本がある。ショートショートの名手である星新一が書いた長編小説である。 星の小説には珍しく、人の呼称が「エヌ氏」のような漠然とした感じではなく、「洋二」や「黒田」のような固有名詞になっている。(他の作者の作品では当…

【読書】「人には人それぞれの長所がある」(山岡荘八「徳川家康 18」より)

山岡荘八作「徳川家康」(講談社文庫全26巻)の第18巻は「関ヶ原の巻」である。 この巻の主役は家康ともいえるし石田三成とも言える。個人的には、16巻から18巻までは徳川家康と石田三成のダブル主役と言っても良いと思う。 さて。第18巻の中に「石田草」と…

【読書】 「世界のあらゆる悩み」(アイザック・アシモフ著『停滞空間』より)

SFの大家・アシモフの短編に「世界のあらゆる悩み」という作品がある(短篇集『停滞空間』ハヤカワ文庫)。 舞台は未来の地球。世界は、マルチヴァクという超高性能のコンピューターによって運営されている。一部の人々は、その状況に満足せず、マルチヴァク…

【読書】『星野君の二塁打』(吉田甲子太郎・作)

『星野君の二塁打』(吉田甲子太郎・作)を読んでみた。ネットで全文を読むことができる。 リンク先は↓下の通り。 http://e-freetext.net/hoshinokun_niruida.txt 400字詰めの原稿用紙で10枚くらいなので、すぐに読むことができるだろう。 この話の筋書きが…

【読書】クロイドン発12時30分(クロフツ作、創元推理文庫)

クロイドン発12時30分(創元推理文庫)を一読したので、コメントを残しておく。 ・読む前はクロイドンは鉄道駅かと思っていたが、実は空港だった。 ・チャールズが殺意を抱いて殺人を実行するまでに、少なからぬページが割かれている。 ・時代はおそらく、世…