今から8年前(2012年)の事件である。
以下のような出来事があった。
2012年7月 東京大学学生の高原滉さん(当時21歳)がサークルのコンパに参加し、焼酎を原酒のまま飲んで意識不明になる。
↓
サークル仲間はこれを放置
↓
翌日未明、救急車がかけつけるもすでに死亡していた
↓
高原さんの両親が飲み会の参加者に解決金を求める
↓
2015年7月、応じなかった21人に対して総額1億6900万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こす。
人によって、いろんな意見があるだろう。
私個人としては「死んだ学生の両親が訴訟を起こしたこと」に対して賛成である。
どういう判決がでるかはわからないが、こういう裁判を起こすことによって、今後の学生諸君が無茶な飲み方をしたりさせたりすることが少しは減るかもしれない。
私も若い頃は無茶なことをやっていたと思うが、酒でつぶれた人間を公園のそこらへんに放置することまではしなかった。
上記の東大生たちは勉強は出来ても、そこらへんの状況判断は鈍かったということか。
1億6900万円を21人で払うとすると、一人800万円の支払いになる。ちっときついが、年齢的に社会人になっているから、分割すれば払えなくはないだろう。
しかし、訴訟がなされたのは2015年。それからどうなったのかは、私にはわからない。続報が見当たらないので、和解したのだろうか?
ともかく、お酒とのおつきあいは気をつけることが肝要である。