令和に囲碁と将棋を語る

奈良県在住。囲碁はパンダネットや幽玄で6段、野狐で5段、将棋はぴよ将棋で1級程度です。

【漫画】「誰にでも勝つチャンスがあるように見える。 だから勝負が成立する。」

 

麻雀というのは

誰にでも勝つチャンスがあるように見える。

だから勝負が成立する。

 (中略)

つまり、

すぐに負けを認めたり引き分けでいいと思う人間から、

金は取れないということだ。

 (押川雲太朗作『Let’s go ! なまけもの』第56話 より)

前半部分は、麻雀だけでなく他のことにもあてはまるかもしれない。

 

株なんかはどうだろうか?

その時のめぐりあわせで、誰でも勝つ可能性がある(負ける可能性もあるが)。

「株は必ず負けるものだ」と大多数の者が思えば、株をやる人は数えるほどになってしまうだろう。

 

多くのゲームやギャンブルにも、上のセリフはあてはまる。

「自分は勝つ」「勝つチャンスがある」と感じる(或いは信じる)ことができるから、懲りずにゲームやギャンブルにのめりこむ人が後を絶たないのだろう。

 

私はギャンブルはもうやめたが、株はやっているし、当分の間はやめる気を起こさないだろう。

個人的に株に面白さを感じているせいもあるし、老後の経済状況を良くしたいという必要性や欲望もあるが、それだけが理由ではない。

「俺でも勝つチャンスがある」と信じているからだろう。

その信念に確たる根拠はないのだが。

 

上記セリフの後半

すぐに負けを認めたり引き分けでいいと思う人間から、

金は取れないということだ。

 このセリフは、普段の自分には気づかない言葉である。

「すぐに負けを認める」というのは敗者の考え方かもしれないが、それと同時に「賢者の考え方」ともいえる。

なぜなら、すぐに負けを認めて引き下がれば、それ以上の負けの拡大を防ぐことができるし、それ以上の時間の浪費を防ぐことにもつながるからである。

株やギャンブルやゲームだけではない。

恋愛、受験、資格取得や各種試験、職場の選択などなど、「負けを認める」ということの有用性は、確かにあると思う。 

 

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