令和に囲碁と将棋を語る

奈良県在住。囲碁はパンダネットや幽玄で6段、野狐で5段、将棋はぴよ将棋で1級程度です。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書】星新一のショートショートを2つ紹介

私がかつて愛読した星新一のショートショートを2つ紹介する。作品名も、収録されている本も覚えていない。でも、あらすじはちょこっと覚えている。 ] その1. ある研究所に男が忍び込み、博士を脅してとある銃を盗み去った。なんでも、新型の銃らしい。こ…

【囲碁】私の実戦から:つなぐ場所を間違えた

【テーマ図】(あげはまは黒7、白9) ↓ 私の白番である。黒が(△)と打ったところである。 ↑ この時点では、形勢白有利だと思う。黒は(△)とあててきたところである。 【実戦図】↓ 白は何も考えずに1と継いでしまった。 ↑すると、黒2から4まで、白の一団は…

【囲碁】私の実戦から:不用意につけるのは良くない。

【基本図】 私の黒番で、白が下辺△と打ったところである。 ↑ 左上で黒は白石(××)を取っている。地合いでは黒が優勢だが、中央白の厚みが働くと、勝負はまだまだ予断を許さない。 【参考図】黒は1と打っておけば良かった。 ↑ 黒1と中央に進出しながら右下…

【読書】『軍事史学』第五十四巻第一号「一九四二年枢軸結合戦略の可能性-マダガスカルを巡って」について

私は、名目上ではあるが、軍事史学会の会員である。定期的に学会誌が自宅に来る。その内容の大部分は私には難しすぎるか、或いは私の興味をあまり惹かないかである。 私の元に届いた『軍事史学』第五十四巻第一号の中に「一九四二年枢軸結合戦略の可能性-マ…

【囲碁】「囲碁が打てる」とはどのレベルを指すか?

「囲碁が打てる」というのはどれくらいのレベルを指すのだろうか? 当然ながら、人によって異なるだろう。私個人としては、「(他人の助言や書物などの参照抜きに)自分で最後まで碁を打ち対局を終えられる」というのが「碁が打てる」ということだと思ってい…

【囲碁】私の実戦から:ノゾキについだばかりに

【テーマ図】私の白番である。 ↑ 黒1とのぞいてきたところである。右辺の黒一団は相当危ない。白はどう打つべきか? 【正解図】なんてことはない。白1と打てば良い。 ↑ 黒2と打てば、白3で良い。これで右辺黒の大石は全滅・・・のはず。 【実戦図】 なぜ…

【将棋】【お金の話】将棋竜王戦の藤井聡太+NYダウ続落+大学でコロナ

【将棋のこと】 朝起きて将棋の結果を見たら、藤井聡太が負けていた。竜王戦トーナメントでのことである。昨日(7月24日)の夜(10時ごろ)にABEMAで見たときは、まだまだ一進一退の攻防に思えたが、持ち時間の少ないのが影響したのだろうか、負けてしまった…

【昨年の写真】あべのハルカス(2019年5月19日)

昨年(2019年)の写真である。 初めてあべのハルカスに行ったときの写真を紹介する。最上階に行くには入場料(1500円。2019年7月当時)かかったのだが、そう何度も上るわけでもないので、ためらわずに購入した。最上階で撮影した写真をいくつか貼り付けてお…

【将棋】中原と内藤の言葉

◎中原の言葉(『将棋世界』2016年7月号より) 終盤は経験ではなく読みの世界である。若い時は4回も5回も読んでから結論を出す。だから正確である。でも年を取ると、だんだんその回数が3回、2回と減っていく。渡辺さんもそのうちわかるようになる。最後は1回…

【昔の事件】東大生集団わいせつ事件(2016年5月)のこと

2016年だから今から4年前だが、以下のような事件があった。 東京地検は(2016年6月)3日、東京大学の大学生と大学院生計3人を強制わいせつ罪などで起訴したと発表した。 松見謙佑(22)・河本泰知(22):「強制わいせつ罪」「暴行罪」で起訴された。 …

【読書】モーパッサン「二人の友」

『モーパッサン短編集 (3)』 (新潮文庫)の中に、「二人の友」という短編小説がある。 時代は普仏戦争時だから1870年代だろう。舞台はパリ。二人の釣り好きなフランス人がいた。あるとき、二人で釣りに出かける。信じられないような大漁!・・・とそのとき、…

【囲碁】自分の勝ち碁を振り返ること

半ば自己満足、半ば反省と今後の上達のために、自分の碁を振り返ることがある。 昔々、自分がまだ若かった頃は、自分の負け碁を並べて反省することが多かった。 だがしかし、時は流れ、自分が老いぼれてなおかつ上達が多く望めなくなると、自分の負け碁を並…

【写真】2年前の名古屋旅行(2018年7月10日・11日)の写真その7:南極観測船「ふじ」

【注意】今回の写真は2年前(2018年7月)に撮ったものである。 名古屋港水族館を訪ねた後は、近くなる南極観測船「ふじ」へと足を運んだ。↓調理室である。なお、人間のように見えるが実は「蝋人形」である。 ↓廊下である。幅が狭いような気がする。限られた…

【写真】2年前の名古屋旅行(2018年7月10日・11日)の写真その6:名古屋港水族館(続)

【注意】今回の写真は2年前(2018年7月)に撮ったものである。 前回に続いて、名古屋港水族館の続きである。 ↓3階で、イルカの訓練をしていた。訓練を担当している人は、みんな若かった。20代じゃなかろうか。みんな、とてもまじめで一生懸命仕事をしていた…

【写真】2年前の名古屋旅行(2018年7月10日・11日)の写真その5:名古屋港水族館のベルーガ

【注意】今回の写真は2年前(2018年7月)に撮ったものである。 大相撲名古屋場所を見に行ったのは2018年7月10日である。その後、2横綱(白鵬、鶴竜)と1大関(栃ノ心)が休場したことを思うと、この日に見に行ったのは幸運だったと言えるだろう。さて。翌日…

【写真】2年前の名古屋旅行(2018年7月10日・11日)の写真その4:中入り後

【注意】今回の写真は2年前(2018年7月)に撮ったものである。 2年前(2018年)の名古屋旅行の写真である。今回は、大相撲名古屋場所の中入り後の写真をいくつか貼り付けた。テレビで名古屋場所を見ていると、団扇(うちわ)をあおぐ観客が多いことに気づく…

【写真】2年前の名古屋旅行(2018年7月10日・11日)その3:愛知県体育館の中

【注意】今回の写真は2年前(2018年7月)に撮ったものである。 「2年前の名古屋旅行の写真」その3である。今回は、大相撲名古屋場所の土俵入りの写真である。↓まずは鶴竜の土俵入りである。 ↓これも鶴竜の土俵入り。鶴竜が四股を踏んでいると、私の近くのフ…

【囲碁】碁聖戦第1局は一力挑戦者が白番一目半勝ち。

2020年7月18日に金沢市で行われた碁聖戦第1局は一力挑戦者が白番一目半勝ちを収めた。 www.youtube.com 午後7時ごろから終局まで↑上の中継動画(YOUTUBE)で見ていた詰むか詰まないかでドキドキする将棋と違い、囲碁の場合(特にプロ同士)の場合は半目や一…

【写真】2年前の名古屋旅行(2018年7月10日・11日)その2:愛知県体育館の中

前回に続いて、2年前(2018年)の名古屋旅行の写真の続きである。今回も大相撲名古屋場所の写真である(2018年7月10日)。↓愛知県体育館に到着した私たちは、おなかがすいていたので体育館内のレストランで昼食を取ることにした。この写真は、レストランに行…

【写真】2年前の名古屋旅行(2018年7月10日・11日)その1:愛知県体育館

コロナで旅行がままならずにがっかりしている人もいるだろう。私もその一人かもしれない。 今回は、2年前の7月に名古屋に行ってきたときの写真を紹介しよう。 一日目(2018年7月10日)は大相撲名古屋場所を見てきた。↓名古屋市地下鉄の「市役所前」駅を下り…

【将棋】藤井聡太、棋聖のタイトルを奪取。史上最年少のタイトルホルダー。

さきほど、(19時過ぎ)に渡辺が投了した。 藤井が通算3勝1敗で棋聖のタイトルを奪取した。 午後の3時ごろは先手(渡辺)が有利だったと思うのだが、6時ごろにABEMAを見ると逆転していた。一体どこで勝敗が入れ替わったんだろう? 対局後の藤井のコメントは…

【将棋】渡辺明の言葉

渡辺明の言葉を、昔の『将棋世界』からいくつか拾ってみた。 ◎米長邦雄死去について(『将棋世界』2013年3月号より) やる事にすべて賛成というわけではなかったけれども、リスクや批判が伴うことを断行する行動力と勇気は組織のトップに立つ人間らしかった…

【囲碁】私の実戦から:アタリについでばかりではいけない。

【テーマ図】 ↓ 私は白番。黒が左辺△と当てたところである。 ↑ 形勢は白が良さそうだが、緩んではいけない。 【参考図】 ↓ 左辺アタリを無視して下辺1と打って黒の大石に襲い掛かる手が成立していた。 左辺は放っておいても、黒は連絡できないのである。 ↑ …

【囲碁】ネット対局観戦より:中央のラインは重要。

ネット対局観戦から紹介する。黒も白も2段である。 【テーマ図】↓黒は左下と上辺で大戦果を挙げており、大優勢になったと思ったのだが、白が中央を厚くしてきたので、結構な勝負になってきた。白が右辺△と打ったところである。黒はどう打つだろうか。 【参考…

【囲碁】趙治勲vs大竹英雄、趙治勲vs林海峰の番勝負の記録

久しぶりに、囲碁の番勝負の記録を綴ることにする。 【趙治勲vs林海峰の番勝負】 2人とも、七番勝負の鬼というべき人たちである。 1983年 第38期本因坊戦 林海峰 4-3 趙治勲1984年 第8期棋聖戦 趙治勲 4-2 林海峰1989年 第27期十段戦 趙治勲 3-0 林海峰1989…

【将棋】帰宅したら、藤井聡太が勝っていた。これで2連勝。

仕事が終わって帰宅した。 そしてYAHOOニュースを見ると↓このような見出しがあった。 ↑ 藤井連勝したのか・・・。 木村王位は極めて厳しい状況になった。 棋譜を見たい人は↓こちらをどうぞ。 王位戦中継サイト

【囲碁】関西棋院のニュース:本田邦久、窪内秀知

関西棋院のニュースをいくつか。 【本田邦久九段引退】 2020年6月15日付で引退。 1945年6月15日生まれだから、75歳の誕生日を一区切りとして引退したのだろうか。 名人戦リーグやNHK杯で大いに活躍した人である。 小目が多く、細かい部分の深く粘り強い読み…

【囲碁】井山vs張栩の番勝負の結果

井山vs張栩との番勝負は9回である。 井山が6回、張栩が3回勝っている。 その9回の内訳は・・・ ◎棋聖戦2011 張栩4-2 井山 2013 井山4-2 張栩 ◎名人戦2008 張栩4-3 井山2009 井山4-1 張栩 2018 張栩4-3 井山 ◎王座戦2012 井山3-0 張栩 2013 井山3…

【少し昔の事件】あおり運転+暴行で逮捕された宮崎文夫氏(当時43歳)について

少し昔の事件を紹介する。 www.youtube.com 《あおり運転殴打から4カ月》逮捕された宮崎文夫容疑者(43)と”ガラケー女性”の現在 | 文春オンライン おととし(2018年)に「あおり運転+殴打」でニュースに取り上げられた宮崎文夫さんのことである。 彼は2018…

【囲碁】私の対局から:ウチカキ一発

私の対局から。 【テーマ図】(私は白番) ↑ 黒が左下△と受けたところである。形勢は、やや白有利だろうか。 【実戦図】 ↑ 白は下辺1と押さえ、黒は2と打って無事生きた。 以下最後まで寄せて白が勝ったので、結果としてはそれで良かったのである。 しかし…